内閣府の「東南アジア青年の船」事業に参加し来日された東南アジア諸国連合加盟国及び日本の青年30名が県庁を訪問してくれた。
私から,2万人を超える研究者が活動し世界的な研究開発拠点である「つくば」や世界でも最高性能を誇る「大強度陽子加速器施設(J-PARC)」を有する「東海」には最先端の科学技術が集積していることを紹介するとともに,茨城が農業,工業のバランスのとれた県であること等を説明した。
青年たちはホームステイしながら県内での4日間の滞在後,ベトナムやタイ,シンガポールなどを訪問し,さらに相互の交流を深めることとしており,本県での滞在が,実り多いものとなることを期待している。
(写真:代表者に記念品を贈呈)
東日本大震災の被災地の復興を支援するため,5月に引き続き福島県において開催された「関東地方知事会議」に出席した。
会議では,来年度の国の施策及び予算に関する提案・要望等について協議した。
私からは,東日本大震災からの復興について,中小企業等グループ補助金の必要額の確保をはじめ,雇用対策や地域医療再生計画の期間の延長などを提案した。また,東京電力福島第一原発事故に関しては,国が主体となって疫学的な健康影響調査を実施することや,風評被害の払拭に積極的に取り組むとともに地方の取組に対しても十分な支援を行う必要があることなどを申し上げ,関東地方知事会として国に要望することとなった。
また,翌日には私の提案により,石原慎太郎東京都知事,大澤正明群馬県知事とともに東京電力福島第一原子力発電所を視察し,何にも増して安全が最優先でなければならないと改めて痛感したところである。
(写真:福島第一原発重要免震棟視察の様子)
(株)日立製作所日立総合病院救命救急センター竣工式に出席した。
当病院は,日立市民にとって身近な医療機関であることはもとより,県北地域の中核的病院として,救急医療や地域医療の確保に大きな役割を担ってきている。
このため,このたびの第3次救急医療体制を確保するための救命救急センターの整備に際しては,県としても,地域医療再生基金を活用し最大限の支援を行ったところである。
この施設では,救急専門医や専従の看護師が増員され,重篤患者の救命率の向上や後遺障害の軽減など,県北地域における救急医療の一層の充実が図られるものと期待している。
今後とも,県民の皆様に安心・安全な質の高い医療を提供するため,関係者との協力のもと,救急医療をはじめとする地域医療の充実に全力で取り組んでいきたい。
(写真:テープカットの様子)
私が会長を務め,全国40都道府県知事で構成する「全国港湾知事協議会」の総会を開催した。
会長として「港湾の整備・振興に関する要望書」を取りまとめ,出席された羽田雄一郎国土交通大臣に手渡した。
東日本大震災では,東日本太平洋沿岸の各港湾において,甚大な被害が発生し,日本の経済活動に大きな支障が生じるなど,港湾が地域の経済活動や国民生活を支えていくうえで極めて重要な社会基盤であることが改めて認識させられたところである。
このため,港湾の復旧・復興に国を挙げて全力で取り組むとともに,物流の効率化や産業の国際競争力の強化など,しっかりとした港湾政策を進め,そのために必要な予算を確保していかなければならないことを羽田大臣に申し上げた。
また,本県においても東日本大震災により港湾施設が大変な被害を受けたことから,本県沖へのGPS波高計(※)の設置や社会資本整備総合交付金の復興枠の予算確保,茨城港常陸那珂港区の耐震強化岸壁の早期供用,鹿島港の防波堤の早期完成などを申し入れた。
(写真:羽田大臣に要望書を手交)
※GPS波高計:沖合に浮かべたブイ(浮標)の上下変動をGPS衛星で高精度に計測し,波浪や潮位をリアルタイムで観測する装置。地震発生時には津波も観測できることから,津波観測体制の強化が期待される。
ミュージアムパーク茨城県自然博物館が,平成6年11月13日の開館以来,18年目で入館者800万人を達成した。
自然博物館は,去る7月16日にご逝去された故中川志郎さんに初代館長を務めていただき,様々な工夫や取組を進めていただいたことにより,県内だけでなく,千葉県や埼玉県などの県外からも合わせ,毎年,約40万人の方々にお越しいただいており,全国の県立の自然史系博物館の中でもトップレベルの入館者数を誇っている。
800万人目の来館者となった名取穂香(なとりほのか)さんは,恐竜が好きで,自然博物館に毎年3~4回,これまで数十回も来館されていて,今日も家族で来館されたとのことであり,私から,記念品を贈呈させていただいた。
今後とも企画展などの充実を図り,自然博物館が,より多くの方々から末永く愛されるよう努めていきたい。
(写真:記念式典の様子)
茨城の様々な魅力をリアルタイムに動画で配信していくインターネットテレビ「いばキラTV」をスタートさせた。
「いばキラTV」という名前には,いばらきをもっとキラキラ輝く県にという想いが込められている。
県内各地域のニュースや人・物・イベント情報,各地をつないだ中継レポート,ゲストトークなど盛りだくさんな内容で,県庁スタジオから日本各地,世界各国にライブで配信するほか,オンデマンド番組では,県内の各小学校や公共施設などの紹介をはじめ,県内の観光スポットや音と映像を使った県内の風景,有名シェフによる地産料理などの茨城の魅力を伝える様々な番組を,見たいときにいつでも見ることができるようになった。
「いばキラTV」は,パソコンだけでなくスマートフォンからも手軽に視聴できる。本県の魅力を,県民の皆さんをはじめより多くの方々に視聴していただけるよう,今後とも努力していきたい。
(写真:オープニングでのあいさつの様子)