梶山弘志国土交通副大臣が本県沿岸部の被災地の視察に来られ,意見交換等のために県庁を訪問された。
私から梶山副大臣に対し,震災や原発事故の影響を改めて説明するとともに,本格的な復興を図るためには,経済活動や国民生活を支える基盤であり,また,災害に強い県土づくりにつながる広域交通ネットワークなどの社会資本の整備促進が急務であること及び風評被害対策を積極的に進めることなどを強く要望させていただいた。
梶山副大臣は「24年度補正予算及び25年度当初予算において,圏央道をはじめ県内の社会資本整備の要望に応えていきたい。特に,北茨城市といわき市を結ぶ国道6号勿来バイパスについては,事業化するために必要な計画段階評価に着手する。」との大変前向きな発言をいただいた。
本県では,東日本大震災や原発事故の影響が今なお色濃く残っており,県民生活や企業活動において,大変困難な状況が続いている。
梶山副大臣には,本県の実情を熟知している副大臣として,今後とも,要望に積極的に対処していただけることを期待している。
(写真:要望の様子)
「水戸の梅まつり」の開幕に合わせ,永年にわたり偕楽園のボランティア活動に積極的に取り組んでこられた別記の14の団体を表彰させていただいた。
偕楽園は,水戸藩第9代藩主の徳川斉昭公により,民(市民)と偕(とも)に楽しむ場として,天保13年に開園され,昨年8月に開園170年を迎えた。
今回受賞された皆さんには,梅などの植樹や樹木の保全,園内の美化活動,さらには観光客へのおもてなしやイベントの実施,情報発信など,それぞれの取組を通じて偕楽園の魅力向上などに大変な貢献をいただいてきた。
偕楽園が,多くの方々に愛される公園として育まれてきたのもボランティアの皆さんをはじめ地域の熱意とご努力の賜であり,深く感謝を申し上げたい。
県としても,偕楽園の歴史的・文化的価値についても情報発信に努めるなど,偕楽園のさらなる魅力向上に取り組んでいきたい。
(写真:表彰者の皆さんと)
※功労者団体(順不同):偕楽園公園を愛する市民の会,拙誠会(水戸観光協会),水戸黄門漫遊一座,歴史アドバイザー水戸,茨城県茶道連合会,国際ソロプチミスト水戸,水戸青年会議所,水戸女性フォーラム,岩間すずむし同好会,偕楽園散遊会,社会福祉法人愛友園,偕楽園四季の会,いきいき睦,水戸市立五軒小学校
県内各地で生産される花きを一堂に集めた花の総合イベント「いばらき花フェスタ2013」を2月16日・17日の2日間,つくばカピオにおいて開催した。
花フェスタは,今年で5回目を迎える。今回は「宇宙へのメッセージ」をテーマに制作された巨大オブジェやプロのフラワーデザイナーによるデモンストレーション,クラシックの生演奏,切花や鉢物のオークションなど,多彩なイベントを行った。い,来場者は1万人を突破し過去最高となった。
花は,私たちの心を豊かにし,暮らしに潤いと安らぎを与えてくれる。会場は,1万人を突破するなど過去最高の来場者で賑わい,大盛況であった。来場者の皆様には,いろいろな形で花とふれあい,十分楽しんでいただけたのではないかと思う。
この花フェスタが,花を大切にする心を育てるとともに,花に親しむ文化がさらに広がってくれることを期待している。
(写真:出展者から説明を受ける様子)
本県のイメージアップや地域の元気につながる幅広い活動を称える「いばらきイメージアップ大賞」の表彰式を開催した。
本年度は,「宇宙センターと科学のまちつくば」を大賞に選定し,独立行政法人宇宙航空研究開発機構筑波宇宙センターの宮地雄二所長に表彰プレートを授与させていただいた。
宇宙ブームの中,昨年,開設40周年の節目を迎えた筑波宇宙センターについては,アニメや映画の舞台ともなり,本県のイメージアップに大きく貢献していただくとともに,あわせて,つくば市や筑波大学については,「科学のまち」の核として様々な地域づくりや地域活性化に取り組んでこられたことを高く評価したものだ。
このほか「いばらきのフィルムコミッションネットワーク」,「六角堂を中心とした北茨城市の復興まちづくり」,「水戸の街中の新しいにぎわいづくりプロジェクト」に奨励賞を授与した。
受賞された皆さんには,今後もさらに活躍していただき,本県のすばらしさなどを全国に発信していただけることを期待している。
(写真:(上)表彰プレート授与の様子,(下)受賞者の皆さんと)
県内の公立小・中学校の校長など約千人が参加する第64回茨城県教育振興大会に出席した
。
大会では,茨城県教育研究会主催の教育論文において優秀賞を受賞された教員による発表のほか,県内各公立小・中学校において,「子どもの安全安心を確保する」,「学ぶ意欲を向上させる」,「思いやりの心・感謝の心・耐える心を育む」などの5項目に取り組むとした大会宣言が採択された。
昨年4月に小学校6年生と中学校3年生を対象に実施された全国学力・学習状況調査において,国語,算数・数学の「知識」及び「活用」と今回から新たに加わった「理科」の10分野のうち小学校の5分野と中学校の3分野,合計8分野において全国平均を上回ったことは,これまで進めてきた少人数教育や「学びの広場サポートプラン事業」,「小学校理科教育推進事業」などの本県独自の取組の成果が現れてきたものと受け止めている。
資源小国である我が国が,これからも世界の中で確固たる地位を保持しながら活力を維持し豊かな生活を続けていくためには,人材の育成が極めて重要だ。
今後とも,理数教育や国際理解教育のさらなる充実など,未来の茨城,未来の日本を担っていける人材,国際社会の中で大いに力を発揮し活躍できる人材を育成するため,教育の充実に全力で取り組んでいきたい。
(写真:あいさつの様子)