昨年の12月に,「地域の見守り活動に関する協定」を14の団体や事業者等と締結したことに加え,今回,農協など新たに8の団体等と協定を締結した。
近年,社会問題となっている「孤立死」や登下校時の子どもたちの安全の確保などに的確に対処していく上で,地域全体で一人暮らしの高齢者や子どもたちを見守ることが大変重要になってきている。
今回の協定締結により,日頃の業務の中で見守り活動を実施してくださる団体等が22に増え,大変心強いことである。
最近では,市町村においても見守り協定締結の動きが進んできており,こうした取組みをさらに広げていくことにより,地域福祉の向上と安全な暮らしの実現に努めていきたい。
(写真:協定締結式の様子)
14年の長きにわたって大相撲で活躍し,今年の春場所をもって引退した水戸市出身の二子山親方(元大関・雅山関)に,特別功労賞を授与した。
二子山親方は,初土俵からわずか2年で大関に昇進されたことに加え,幕内在位場所数が82場所で歴代9位の成績を残されるなど,県民はもとより広く国民に親しまれ,本県の名声を高めてくださった。
親方からは,「稀勢の里関や高安関など県内出身の力士の活躍はうれしいが,二人とも県南地域の出身。今後は水戸出身の力士を育てていきたい。」などの話があった。また,来年2月に行われる断髪式へのお誘いをいただいたところである。
親方には,その豊富な相撲経験を活かし後進の育成に励んでいただくとともに,引き続き本県のPRに務めていただければ大変ありがたい。
(写真:二子山親方との歓談の様子)
つくば国際会議場で開催された「第47回手をつなぐ育成会関東甲信越大会」に出席した。
この大会では知的障害者の権利擁護や地域支援などに取り組んでいる関東甲信越の方々が一堂に会し,知的障害者の福祉向上に向けた意見交換などが行われた。
本県では,知的障害者の自立に向け,「障害者就業・生活支援センター」において就労と生活の一体的な支援を行うとともに,県庁内に「いばらきステップアップオフィス」を設け,勤務経験を活かした民間企業への就労促進にも力を注いでいる。
また,県庁内の「福祉の店『まごころ』」では,障害者が作ったお弁当やパンを販売しており,障害者の方々が元気に働いている。
今後とも,知的障害者の方々がいきいきと暮らせるよう,働く場の確保をはじめ,福祉や教育などの施策推進に努めてまいりたい。
(写真:式典会場の様子)
取手競輪場の新しいメインスタンドが完成した。
建設から40年以上が経過し,平成21年から26年にかけて本格的に改修を計画していたところであるが,大震災により使用できなくなったため,前倒しで工事を進めてきたものである。
施設の耐震化はもとより,空調や映像設備を一新し,観戦する方々により快適に利用してもらえることと思う。
競輪の収益金は,県の貴重な財源として,福祉や教育,地域振興施策などに有効に活用させていただいている。
引き続き、魅力的なレースを招致して多くの方々に競輪を楽しんでいただくとともに,サイクルアートフェスティバルなど様々なイベントを通じて,地元取手市をはじめ地域の方々に愛され,親しまれる競輪場となるよう努めてまいりたい。
(写真:新メインスタジアム)
このたび,6期目(H25.9.26~)の県政を担わせていただくことになりました。
選挙期間中,県内全市町村を隅々まで廻り,大震災の傷跡がまだまだ残っていること,人口減少・超高齢社会が急速に近づきつつあることなどを間近に見てまいりました。
こうした厳しい情勢の中ではありますが,今後,一日も早く大震災や原発事故からの復旧・復興を成し遂げますとともに,厳しい地域間競争を勝ち抜き,県民誰もが安全・安心,快適に暮らすことのできる社会づくりを進め,本県のさらなる飛躍を目指してまいります。
皆様のご支援を宜しくお願い申し上げます。
(写真:初登庁の様子)
ひたちなか市に住む打越きみさんを訪問し,長寿を祝うほう状と記念品をお贈りした。
この日は打越さんの100歳の誕生日でもあり,ケーキを囲みながらみんなで歌ってお祝いをした。
打越さんは3世代6人家族で暮らしており,普段から洗濯物や庭の草取りなどを積極的に行っているそうだ。また,毎日20分間足踏み器具を使った運動をされるとのことで,大変お元気なご様子であった。
本県は,日常生活で支援や介護を必要とせずに自立して生活できる期間を表す「健康寿命」の全国順位が,男性4位,女性7位と,元気な高齢者が多い県であり,今年,100歳以上の方が初めて1,500人を超えたところである。
打越さんをはじめ高齢者の方々が,いつまでも元気でお過ごしいただけることを願っている。
(写真:打越きみさんを囲んで)
県民文化センターで開催された「第52回茨城県老人クラブ大会」に出席した。
県内の各老人クラブの方々には,日頃から地域の社会奉仕活動などに活発に取り組んでいただき,大変ありがたく感じている。大会の中で,私からも,これらの活動を通じて明るい長寿社会づくりに貢献していただいた方々への感謝状贈呈を行った。
本県では,本年7月の高齢化率が24.6%となるなど,急速に高齢化が進行し社会の活力維持が大きな課題となっており,元気な高齢者の方々に地域社会を支えていただくことがますます重要となってきている。
ヘルスロードやシルバーリハビリ体操の普及など,高齢者の健康づくりはもとより,豊富な知識や経験,技能などを地域社会で発揮していただく「元気シニアバンク」などを通じ,高齢者の方々が積極的に社会参画できる仕組みづくりを進めてまいりたい。
(写真:感謝状贈呈の様子)