東京電気管理技術者協会茨城支部と,災害時における電気設備の復旧に関する協定を締結した。
東日本大震災の際に県内全域で大規模な停電が発生したことを踏まえ,県や市町村では,防災活動拠点・避難所等における非常用電源や蓄電池の整備など災害発生時の電力確保対策を進めている。
今回の協定締結もこうした取組みの一環であり,日頃より電気の安定かつ効率的な供給にご尽力いただいている協会の皆さんから,災害発生時における電力の早期復旧にもご協力をいただけることとなり,大変心強く感じている。
今後とも,県民の安全・安心を支える防災体制の充実強化や災害に強い県土づくりを全力で進めてまいりたい。
フランス・リヨンにおいて開催された世界最大級の外食産業向け見本市「シラ国際見本市」に,納豆「豆乃香」を出展した企業の方々や出展をプロデュースしたフード・アナリストの藤原浩さんらが,報告に来てくれた。
「豆乃香」は,粘る納豆が苦手という海外のマーケティング結果を受け,県工業技術センターが開発した糸引きの少ない納豆菌を使用し,県内企業数社が統一ブランド名で商品化した納豆だ。
見本市には「豆乃香」とそれを用いた料理を毎日2千食以上用意したが短時間で品切れ,試食したフランス外務大臣からも賞賛を得るなど,好評だったそうだ。
私も試食したがワインにも合いそうなよい味わいで,健康的なイメージの日本食が世界で注目されている折からも,今後の展開に期待したい。
(写真:「豆乃香」を用いた料理「ブールdeナットー」)
いきいき茨城ゆめ国体2019の県準備委員会常任委員会を開催した。
6回目となる今回は,正式競技中唯一未定だった馬術の開催地を県立水戸農高(那珂市)に決定し,新たにグランドゴルフ(かすみがうら市)などをデモンストレーション競技とすることを報告した。これらにより県内全市町村で,正式競技37,公開競技5,特別競技1,デモンストレーション競技22,計65の競技を開催することとなった。
また,施設整備や宿泊,医事・衛生,輸送・交通,警備,消防などに関する基本計画・基本方針や,カンナ,ダリアなど12種類を推奨花として選手団を歓迎する「花いっぱい運動」を実施することを決定した。
今後,イメージソングや誰もが参加できるダンスなども制作し,平成31年の開催に向け,機運を大いに盛り上げていきたい。
ウィメンズパワーアップ会議(村田昌子会長)から,女性の活躍を推進するための方策についての提言をいただいた。
昨年7月以降4回の会議を経てまとめていただいたもので,お忙しい中,熱心にご議論いただいた15名の委員の皆さんに感謝申し上げたい。
提言は,「働く意志のあるすべての女性がその能力を発揮できる環境整備」,「女性が意欲的に働き続けることのできるキャリア形成」,「女性の視点からの新たな価値の創造」を柱とした,幅広くかつ具体的なものだ。早速,新年度の施策にもその趣旨を反映させるなど,女性が輝く社会の実現に向け,より一層取り組んでいきたい。
私の中央教育審議会委員として最後の第97回総会に出席した。
来年度の文部科学省予算案に対して科学技術や理数教育に関する施策を今後さらに充実すべきことを主張するとともに,新たな地方教育行政制度に関して,今後,総合教育会議の設置や教育に関する「大綱」の策定などを,しっかりと進めていくことを申し上げた。
資源小国の我が国が世界で確固たる地位を占めていくには,国際社会で活躍できる人材や最先端科学技術の担い手の育成が急務であり,教育の役割は極めて重要だ。学力の向上や豊かな心,健やかな体の育成など,「人が輝くいばらき」づくりをさらに積極的に進めてまいりたい。
都内において,9回目となるいばらきイメージアップ大賞の表彰式を開催した。
今回は,大賞を「ひたち海浜公園 ネモフィラ・コキアの絶景」に,奨励賞を「世界に広がる茨城 常陸野ネストビール」と「竜神大吊橋と日本一のバンジージャンプ」に,特別功労賞を「時空戦士 イバライガー」に授与した。
ひたち海浜公園は,3.5ヘクタールのみはらしの丘が,春には450万本のネモフィラにより一面青く幻想的に,秋には32,000本のコキアにより一面真っ赤に染まる壮大な風景により,多くの人々を魅了している点を評価したものだ。詩歩さんの人気Fecebookページ「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」で紹介されていることもあり,海外からも多くの方が訪れている。
今回受賞された皆さんの取組みを通じて,茨城の素晴らしさがより多くの方々に届き,本県のイメージアップにつながっていくことを期待している。
(写真:(上)ひたち海浜公園のネモフィラ,(下)受賞者の皆さんと)
東京・池袋のサンシャインシティ文化会館において,第64回関東東海花の展覧会を開催した。
この展覧会は,関東・東海地域の1都11県と関係団体により昭和26年から開催している国内最大規模の花の展覧会である。今年は,本県が9年ぶり4度目の当番県を務め,特別展示として,「四季を彩る,とっておきの花景色 ようこそ,いばらきへ」をテーマに,自然豊かないばらきの美しい景色を花で再現した6つのブースを設置した。
秋篠宮妃殿下,佳子内親王殿下,承子女王殿下に御観覧を賜り,会場の咲き誇る花の様子に「まるで春を迎えたようですね」などのお言葉を賜った。来場者の方々にも,美しい花々に心癒されるひとときを過ごしていただけたのではないかと思う。