東京・上野精養軒に置いて,茨城県北芸術祭の開催概要を発表した。
総合ディレクターの南條史生(なんじょうふみお)氏やキュレーターの四方幸子(しかたゆきこ)氏をはじめ,芸術祭参加予定アーティストの方々などに出席いただき,正式名称(表題のとおり)や会期(平成28年9月17日~11月
20日,65日間),ロゴデザイン,参加予定アーティストなどを発表した。
芸術祭のテーマは,「海か、山か、芸術か?」。美しい海岸線や山々などの自然,豊かな食などに恵まれ,また,岡倉天心らによる創作活動など芸術の歴史を有する県北6市町を舞台に,国際的アーティストによる大規模インスタレーション(※)や県天心記念五浦美術館における特別展示,地域住民や来訪者などの参加による創作活動など,多彩なプログラムを予定している。
当芸術祭を契機に,多くの方が県北地域を訪れ,その素晴らしさを知ってもらえるよう,地元市町と連携し,芸術祭の成功に向け全力で取り組んでいきたい。
(※)インスタレーション:現代芸術の手法の一つで,作品を単体としてではなく展示する環境と有機的に関連づけ,その総体を一つの芸術空間として呈示すること。
桜川市の大塚八重子さんを訪問,
100歳をお祝いし,ほう状と記念品をお渡しした。
八重子さんは,息子さん夫婦,お孫さんとの4人暮らしで,毎日,新聞に目を通し,自宅周辺の散歩もかかさない。庭の芝桜の手入れや,買い物も自分でされるとのこと。食事は大好きな野菜,納豆や豆腐などを中心にバランスよくとられている。そしてカラオケが趣味で,十八番は「岸壁の母」とのことだ。
本県は,健康寿命で男性が全国4位,女性が7位と元気な高齢者が多い。また,
100歳以上の方も今年度内に1,700名を超える見込みである。今後とも,高齢者の皆さんが元気で暮らしていけるよう,シルバーリハビリ体操やヘルスロードなどの本県独自の施策をはじめ,幅広く施策の充実に努めてまいりたい。
平成27年9月関東・東北豪雨による災害に関する緊急要望を,山谷えり子内閣府特命担当大臣(防災),太田昭宏国土交通大臣,高市早苗総務大臣,塩崎恭久厚生労働大臣,望月義夫環境大臣,佐藤英道農林水産大臣政務官に対し行った。
関係大臣らに対し,大規模な水害による深刻な被害の状況をお伝えするとともに,早期の激甚災害の指定や被災者生活再建支援法の制度改正,農業者への救済措置や農業用施設・機械などの復旧に係る支援,堤防など公共土木施設の早急な復旧,関東鉄道常総線の復旧への支援,医療施設などの復旧への支援,災害廃棄物の処理への支援などを要望した。
山谷防災担当大臣からは,被災者の方々の一日も早い生活再建に向けて取り組むよう,安倍総理大臣から指示を受けているとの言葉をいただいた。また,望月環境大臣からは,環境省の職員を現地災害対策本部に派遣した旨の発言があった。
国において,被災地の状況を十分に踏まえ,早急に対処していただけることを強く期待している。
安倍晋三内閣総理大臣が,深刻な浸水被害を受けた常総市の災害現場及び避難所を視察し,私も同行した。
その後,県庁において,被害状況の説明と意見交換を行った。
私からは,安倍総理大臣に対し,自衛隊などの国の強力な支援体制についてお礼を申し上げるとともに,激甚災害の速やかな指定や堤防の修復,内水の排除,被災者の生活再建支援,農業被害等への支援などについて要請した。
安倍総理大臣からは,被害の状況や被災者の様子を目の当たりにし,政府としても災害復旧や被災者支援にスピード感をもって全力で取り組むとの発言をいただき,大変心強く感じた。
この日は,常総市に,楠田副知事を本部長とする県現地災害対策本部を設け,県職員と県内各市町村からの派遣職員が連絡調整などにあたることにするとともに,県災害ボランティアセンターを設置するなど,県としても被災者支援活動などへの体制の強化を図ったところだ。
国や県内市町村等の協力を得ながら,地元市町とともに,総力を挙げて被災地の復旧に取り組んでいく。
このたびの災害によりお亡くなりになられた方々のご冥福を謹んでお祈り申し上げますとともに,被害を受けられました皆様に心からお見舞いを申し上げます。
また,救助及び救護活動や復旧活動に大変なご尽力をいただいております市町村の関係者の皆様,消防,警察,自衛隊,災害派遣医療チーム(DMAT),災害ボランティアの皆様,貴いご厚志をお寄せくださいました皆様に深く感謝を申し上げます。
今回の災害は,台風第18号の影響等で記録的な大雨となったことにより,本県では鬼怒川や西仁連(にしにれ)川などの河川における堤防の決壊や越水などによって,流域の市町に甚大な被害が発生しました。
県では,大雨特別警報が発表された9月10日7時45分に災害警戒本部を,10時に災害対策本部を設置し,被害状況等の把握や被災者の救助,救援物資の手配などにあたってまいりました。
私自身も,11日に常総市の災害現場を訪れ,その深刻な被害状況を直接確認いたしますとともに,何度も避難所を訪問し,避難されている方々からお困りのことなどについて直接お話を伺ってまいりました。
被災者の方々をはじめ県民の皆様が一日も早く安心して暮らせますよう,災害からの早期復旧と生活再建,産業活動の再建などに向け,必要となる対策に全力で取り組んでまいります。